私は佐藤美咲、37歳。結婚して3年になる。夫の義父、佐藤康介さんとは、驚くほど仲が良い。いや、良すぎるのかもしれない。 今日は義父と二人で家の庭の手入れをしている。彼は庭仕事が好きで、私もその影響を受けて楽しむようになった。二人きりの時間が増えるにつれ、私は次第に複雑な感情に飲み込まれていった。 「美咲ちゃん、ここ、もう少し土をかけた方がいいよ。」 義父の声が近くで聞こえる。顔を上げると、彼の優しい笑顔が目に入る。 「はい、お義父さん。ありがとうございます。」 心臓がドキドキする。夫には感じたことのない、この妙な緊張感。義父が私を見つめるその目の奥に、ただの親しみ以上のものを感じてしまうのは、私の錯覚なのだろうか。 夕食の準備をしながら、ふと今日の庭のことを思い出す。義父の手が土で汚れた私の手を優しく包み込んだ瞬間、電流が走ったような感覚が全身を駆け巡った。 「お義父さん、本当に優しいなぁ…」 口に出してみると、その響きが自分を驚かせる。そんなことを考える自分に、罪悪感と興奮が入り混じる。 ある日、夫が出張で家を空けることになった。その夜、義父と二人きりの食事が始まる。 「美咲ちゃん、今日は一段と綺麗だね。」 義父の言葉に、顔が赤くなる。なんてことない褒め言葉のはずなのに、その響きが私の心を揺さぶる。食事中も、彼の視線を感じるたびに体温が上がっていくのがわかる。 「ありがとうございます、お義父さん。今日は特別な日だから…」 そう言いながら、私の中の葛藤が強まる。彼への親しみが、徐々に別の感情へと変わっていく。いけない、こんなことを考えるなんて…。 食事が終わり、片付けをしているときに、義父がふと私の背後に立った。 「美咲ちゃん、手伝おうか?」 彼の手が私の肩に触れる。その瞬間、全身が震える。 「大丈夫です、お義父さん。」 そう言いながらも、心の中ではもっと触れて欲しいという欲望が湧き上がる。いけない、この気持ちは絶対にいけない…。 その夜、布団の中で目を閉じる。義父の優しい声、温かい手、優しい笑顔が頭から離れない。 「どうして、こんなに惹かれてしまうんだろう…」 心の中で問いかける。夫を愛しているはずなのに、この気持ちはなんだろう。義父への親しみが、愛情へと変わってしまったのか? 次の日も、庭の手入れをしていると、義父がふと声をかけてくる。 「美咲ちゃん、本当に素敵...