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お義父さんとの夜に溺れて…


月の光が静かに差し込む和室。畳の上に敷かれた布団に身を沈めながら、私は自分の鼓動の速さを意識していた。


 --こんなこと、してはいけない。


 わかっているのに、心も体も逆らえない。


 「……そんな顔をするな」


 低く抑えた声が耳元をかすめる。ぴくりと肩が震えた。


 「お義父さん……」


 夜風が障子を揺らし、かすかな音を立てる。その静寂の中、彼の手が私の頬に触れた。


 「怖いか?」


 「……いいえ」


 嘘だった。本当は怖かった。けれど、それ以上に、この瞬間が恐ろしいほど愛おしく感じてしまう。


 義父の指先がゆっくりと私の唇をなぞる。その温もりに、体の奥がじんわりと疼き始めた。


 「旦那に悪いとは思わないのか?」


 「……思います」


 素直に頷きながらも、私は彼の手を振り払えなかった。むしろ、その手にすがるように指を絡めてしまう。


 「なのに……?」


 彼の問いに、私は答えられなかった。


 理性と欲望が絡み合い、もつれた糸のようにほどけない。彼の吐息が近づき、唇と唇が触れ合う。


 「……後悔するぞ」


 わかっている。だけど、もう戻れない。


 彼の腕に抱き寄せられた瞬間、私はそっと目を閉じた??。


 彼の唇がゆっくりと私の首筋をなぞる。熱を帯びた吐息が肌に落ちるたび、甘い痺れが背中を走った。


 「……こんなにも柔らかい」


 義父の声はかすれていた。その手が私の浴衣の襟元に触れ、ゆっくりと引き寄せる。ひんやりとした夜気が肌をなでるが、それ以上に彼の指先が熱かった。


 「……お義父さん……」


 思わず縋るように彼の腕を掴んだ。けれど、それすらも彼には求めているように映ったのだろう。


 「優しくする……怖がるな」


 浴衣の合わせがふわりとほどけ、彼の手が素肌に触れる。瞬間、体の奥がびくりと震えた。触れられるだけで、こんなにも熱くなるなんて。


 ゆっくりと、確かめるように指が動く。肌を撫で、くすぐるように滑り、やがて深く入り込む。


 「んっ……」


 唇を噛みしめたが、耐えきれず声が漏れた。その声を聞いた瞬間、彼の動きが変わった。


 「……もっと、お前の声を聞かせてくれ」


 耳元で囁かれ、私は羞恥と快楽の狭間で溺れていった--。


 彼の手がゆっくりと私の背中を滑り、浴衣がするりと肩から落ちる。露わになった肌に彼の唇が這い、くすぐるような感触に背筋がぞくりと震えた。


 「綺麗だ……」


 彼の声は低く、熱を帯びている。私は羞恥に身を縮めようとするが、彼の腕がそれを許さず、しっかりと抱き寄せられる。


 「恥ずかしがるな……今さらだろう?」


 耳元で囁かれ、そのまま軽く噛まれる。甘い刺激に、思わず喘ぎが漏れる。


 「っ……お義父さん……」


 彼の手が私の腰を引き寄せると、私の肌はすでに彼の熱を求めていた。夜の闇が、二人の禁断の関係を優しく包み込む--。


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